サンズグループにおぼろげに見えてきた金塊
サンズグループの系列会社が韓国の釜山市でのカジノリゾートオープンに向けて、
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大胆なアプローチで攻めています。
韓国では韓国内での自国民のカジノへの入場を規制してきましたが、釜山市の徐秉洙市長は韓国の現行法を変えることで釜山市へ、韓国初となる、韓国人も入場可能なカジノを作る動きを見せています。
釜山と言えば、首都のソウルとならんで知名度の高い韓国内の観光地でしたが、現在ではソウル、チェジュに劣る感が否めません。釜山の市長も現場に危機感を抱いているのでしょう。
現行法を変える所まで直接政府とかけあい、現行法では２０２５年度まで江原ランド以外のカジノリゾートのオープンを認めていないことを変えてまで、釜山にカジノを誘致しようとしています。
しかしながら２０１９年には仁川付近に統合型カジノリゾートのオープンを予定していると言いますし、韓国の現行法の縛りがどこまで厳しいのかがわかりません。そもそも現行法を無視して仁川での開発が進められているなら政府はどう対応していくのかが大事でしょう。やったもん勝ちを許していては外資系の企業に全てを持って行かれます。短期の投資資金は得られるでしょうが、中長期的に海外資本のカジノを許すということは大きな税収とはならないからです。しかも今回の釜山のケースは韓国人の入場を許可するもの、これは韓国ウォンの流出を助長するものであり、政府としては事前に対応をとっていく必要性があることでしょう。
さらに言えば今回釜山での韓国人向けカジノを作るのはアメリカのサンズグループの会社の一つであるマリーナベイサンズ社です。サンズチャイナ社はマカオに本拠地を置くため、中国からの横槍を食らう可能性があり、アメリカのラスベガスサンズ社を使うことも避け、シンガポールのマリーナベイサンズ社を利用することにしたのでしょう。
サンズグループ社は法改正や地元の協力を求めるなど、足を使って根回しに走っています。同様の話がソウルでもあったようですが、ソウルでは住民感情を配慮して否定的な立場をソウル側がとったとのこと。
今後ソウルにどこまで釜山が食いついていけるかが楽しみです。韓国では日本の東京と大阪の関係に例えて、ソウルと釜山の関係が説明されることが昔はありました。日本でも格差はどんどん進んでいますが、韓国でも同様のようです。いかに世界に発信できる情報を発信できるか？という点もひとつの力関係を表す尺度なのかもしれませんね。
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記事参考元：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150217-00000011-nna-kr
