マカオのカジノの売り上げが昨年２０１４年６月から前年比で減少し続けているとニュースになっています。

ずっと前年同月比割れが続いています。

前年同月比割れが続くとどうなるか？

それは前年比割れで売り上げが減少することになります。

え？なりますよね。

当然。

で、その下げ幅なんですが、２．５％の減少だそうです。

個人的には２．５％の減少で済んでいるんだという印象が強いです。

５％以上減少していると予想していました。

もちろん中国人富裕層は減っているでしょうし、銀聯カード（ユニオンペイカード）の1日あたり利用限度額の減少と年間利用限度額の減少がマカオのカジノ業界に間接的に与える影響は大きいことでしょう。

マカオのカジノ業界はこれからが勝負でしょう。中国が人民元を外貨に替えることをあからさまに規制し始めましたから。

５年後、１０年後にマカオが世界最大のカジノ市場として君臨しているでしょうか？

そう考えると世界中のカジノに世界最大になるチャンスは転がっているとも捉えることができますね。

日本も早く作っちゃえばいいのに。

外貨獲得手段としてのカジノを。

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参考記事：マカオの14年ギャンブル業界の総売上5.3兆円＝前年比2.5%減、カジノ売上低迷で（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00010001-macau-cn、マカオ新聞）

この記事から読み取れる大事なメッセージが２つ。

１：中国は資本主義経済の中で「通過持ち出し規制」という競争原理を無視した規制を取っている。

２：中国人は違法な手段を取ってでも人民元を外貨に替えようとしている。

ということです。つまり中国という国自体が世界における自国の競争力について不安を持っており、中国人も自国の将来を楽観視していないということが伺えます。

中国はシャドーバンクの存在が最近になってやっと日本でも取り上げられるようになってきましたが、シャドーバンクに借りたお金を利用して外貨や金品に変えておけば、シャドーバンクがパンクしてしまうわけですね。

これまで中国が成長の裏で黙認してきたシャドーバンクの存在が大きく足を引っ張ってるわけです。「銀聯カード（ユニオンペイカード）」を利用することができますよって日本の百貨店などでもシールを見かけますが、マカオで規制されれば次の場所を求めますよね。日本が後手後手の対応に回らないように積極的に対応をうってほしいものです。

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