Uber、Airbnbが叩く資本主義社会という橋の限界
このニュースを聞いてどう思いますか?
Uber(ウーバー)という配車アプリのせいで、
タクシー運転手たちが収入を減らし、
抗議し、
デモが暴徒化してしまったというセンセーショナルな事件です。
私は悪いのは暴徒化した側だと考えます。
資本主義経済の中で「お金」が上位にいる限り、
雇用が守られる保証なんてありません。
日本にいると分かりにくいかもしれませんが、
雇用なんてものは会社を潰した瞬間に株主に対する責任しか負う必要がありません。
それが日本人の多くが働いている「株式会社」です。
「ウーバー」と良く並列して語られるのが「エアービーアンドビー」です。
「エアービーアンドビー(エアービーエヌビー)」は宿提供アプリです。
どちらもただのマッチングサイトです。
何もしなくても世界中の人間からお金を取ってきた人間たちの業務を潰すとして、
マッチングサイトに潰されるタクシー会社なり、宿泊業が抵抗しているわけです。
しかしながら、
消費者が求めているのは選択肢です。
無駄に高いサービスを必要としない時の方が圧倒的に多いわけです。
しかも。
「ウーバー」などのマッチングサイトは手数料が明快であり、
評価が明快であることからサービスの質が自然と向上していく傾向にあります。
今後、
詐欺まがいのアプリがこれまで以上に増える可能性は十分ありますが、
ウーバー、エアービーエヌビーは間違いなく消費者に求められています。
さてどちらが自由な資本主義社会の姿を反映しているか。
自明ですね。
記事参考元:反「ウーバー」デモが暴徒化、タクシー運転手が道路封鎖 仏(http://www.afpbb.com/articles/-/3052775?pid=16074204,AFP通信社)