野球賭博、裏カジノ、賭け麻雀、賭けトランプ・・・

次々と明らかになる違法行為の数々。

今回事件発覚の発端となった巨人軍に所属していた
福田投手、笠原投手、松本投手のみが解雇となり、
巨人軍は事件の収束をはかっています。

しかしながら巨人軍では常習的に賭け麻雀や賭けトランプが行われていた
ということが明らかになっており、
事件収束への道のりはまだ見えていません。

そんな中、ついに警視庁が動くことに。
これまでNPB（日本プロ野球機構）側は任意にしか聴取をする権限がないため、
全容解明には限度があるとしていましたが、
警視庁が介入することにより、
現在なかったことにされている、
胴元や暴力団員などとの関わりも明らかになってくることでしょう。

当然、
胴元、暴力団員が何のペナルティも受けないということでは
事件根治にはつながらないことが明らかです。

本件に関しては現在一斉に各紙が報じています。

情報をまとめると、
・福田、笠原、松本以外にも容疑者がいること
・巨人のロッカールームでは日常的に賭博行為が行われていたこと
・野球賭博、闇カジノとの関係から反社会的勢力とのつながりがある可能性が高いこと
・他球団に関しては現在のところ一切情報が出ていない
という現状です。

警視庁の介入により、
事情聴取の手が進むことが期待されます。
さらに他球団を含めたプロ野球界全体の違法行為に関する倫理観が明らかになります。
他球団でも同様の犯行に手を染めている選手がいる可能性も最悪の場合考えられます。

いずれにせよ、
プロ野球界と反社会的勢力のつながりは確認できることでしょう。

日本プロ野球機構は言ってみれば巨人軍側からすれば身内の組織、
警視庁が入ってくるとなると事件の深刻さを改めて感じているのではないでしょうか？

巨人軍は事件が公に発覚する以前から選手の賭博行為への関与を認知していたとの報道もあります。
それにしてもプロ野球界は身内の不祥事に関して甘すぎると思いませんか？

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参考記事：巨人　球団の調査でマージャン、トランプなど頻繁に賭け事…（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151109-00000145-spnannex-base、スポニチアネックス）；巨人、賭博問題で３選手を契約解除へ　球団代表も辞任（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151109-00000040-asahi-spo、朝日新聞デジタル）；数年前から頻繁に…巨人賭け事横行　２軍球場ロッカールームでも（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000000-spnannex-base、スポニチアネックス）；巨人２軍球場が賭場…マージャン、トランプ、高校野球でも恒常化（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000032-sanspo-base、サンケイスポーツ）；【巨人】福田、笠原、松本竜３投手を解雇！野球賭博に厳罰（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151109-00000173-sph-base、スポーツ報知）；巨人、３投手解雇へ　野球賭博、球団代表は引責（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000069-san-base、産経新聞）；巨人解雇３選手は「闇カジノ」でバカラ賭博も（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000026-nksports-base、日刊スポーツ）；巨人の３投手、任意で事情聴取　野球賭博問題で警視庁（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000037-asahi-soci、朝日新聞デジタル）；野球賭博・ＮＰＢ調査委最終報告（２）巨人に１０００万円の制裁金「管理監督の責任は重い」（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000558-san-base、産経新聞）；違法バカラの笠原に大甘処理も 賭け横行の巨人に“隠蔽体質”（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000024-nkgendai-base、日刊ゲンダイ）；巨人、野球賭博３選手の契約解除　福田涙「どうしていいか…」（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151111-00000004-spnannex-base、スポニチアネックス）；【巨人】処分３選手以外の３選手と３コーチ計６人にも事情聴取（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151111-00000039-sph-base&pos=3、スポーツ報知）；警視庁が福田ら３人を聴取　捜査の進展次第で波紋広がる恐れも（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151111-00000066-spnannex-base&pos=2、スポニチアネックス）；【巨人賭博問題】賭けマージャン、賭けトランプも「法的には全員アウト」（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151111-00000001-tospoweb-base&pos=1、東スポWeb）；巨人「賭博恒常化」公表のウラ（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151111-00000002-tospoweb-base、東スポWeb）

日本球界での賭博行為への関連の事案を受けて、
メジャーリーグが引き合いに出されています。

「疑わしきは罰する」というのが、
メジャーリーグの手のようで、
その厳しさがわかっているため、
野球賭博やギャンブルに手を出さないように規律ができあがっているようです。

現在日本球界では野球賭博や裏カジノ、賭け麻雀に関与した
選手達に目が向けられていますが、
彼らは今どういう心境にいるのでしょうか？

日本の一般的な会社であれば、
違法賭博行為をマスコミに取り上げられれば即解雇となりそうなものですが…

そう考えると日本はまだまだグレーなところが放置されている感が否めません。

今回は明らかに違法行為である、
野球賭博、裏カジノ店、賭け麻雀へのプロ野球選手の関与が分かりましたが、
パチンコだってずっとグレーなまま放置されているのが実情です。

パチンコに関しては換金行為に当たっての条例ができるなど、
ギャンブル性を排除する方向にかかっていますが。

そもそも換金行為が成立しているという事実は変わりません。

パチンコがギャンブルとして法律で規制されていないように、
視点を変えれば違法賭博行為は至る所にはびこっていることでしょう。

闇スロットの存在も暗黙の了解のごとく受け入れられていますし、
雀荘も賭け麻雀を大々的に禁止行為として通報するなどのことはしていません。

日本はカジノ解禁を目指しています。
今から作るカジノに関しては法律のもと
きちんとした管理下において運営されることが望まれます。

と同時にこれまで暗黙の了解下に置かれてきた違法賭博を明るみに出し、
法律で規制し直すことが必要でしょう。

カジノを作る前から、
「ギャンブル大国日本」などと言われ、
ギャンブル依存症者の数も問題とされ続けています。

根本から法律や制度を見直す、
そんな時代に来ていると思います。

違法賭博を暗黙の了解として見過ごすのではなく、
正面から対応してもらいたいと切に願います。

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参考記事：日本は甘い？ メジャーは「疑わしきは罰する」で賭博に厳格対応（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151024-00000018-nkgendai-base、日刊ゲンダイ）