韓日合弁企業で仁川空港にIR型統合リゾート施設の建設へ
韓国企業パラダイスグループが日本のゲーム企業セガサミーと提携し、仁川(インチョン)空港周辺に統合リゾート施設を建設する計画を持っているようです。
既に韓国内にはカジノが併設されたホテルがありますが、今回建設予定の統合型リゾート施設はあくまで「カジノビジネスを中核に据えた」リゾート施設作りだと強調されています。
韓国と言えば、中国人観光客に好まれ、カジノでも莫大なお金を利用していくことが知られています。
今回のカジノビジネスを中心とした統合リゾート施設作りには期待はありますが、不安な面もあります。
まず、仁川空港がハブ空港としての地位を下げていること。これには日本の羽田空港のハブ空港化戦略や仁川空港自体が成長戦略を描いてこなかったことが原因としてあげられます。
また、中国ではマネーロンダリングの規制の動きが強くなっています。これまで黙認されてきたマネーロンダリングに関して、中国人は今まで以上に敏感になることでしょう。事実、マカオでは中国人観光客の客足が遠のき、減益となっています。
仁川空港に韓国にこれまでなかった形のリゾート施設を作るという試みは評価できますが、あまり時間をかけすぎると、時期を逃すかもしれません。