まじか?「2014年相場見通し:年末高、2万円台が最多数=市場関係者アンケート」

日経平均株価って過去10年2万円台に達していません。そんな中市場関係者の多くが2014年日経平均株価が2万円台に乗ると見通しを立てています。

1万6千円を2014年年初の日経平均株価として2万円台となると25%の成長率。昨年度は56%の成長を見せたとは言え、2万円台に乗せることは非常に難しいのではないでしょうか。

日本は今、東日本大震災後の復興を進め、2020年の東京オリンピックに向けて大きく経済が前向きに動き出しています。しかし、中小企業などへの融資となると、そこまで状況は好転していないようです。

この状況が続くと、デフレ脱却、インフレが進み、中小企業の資金繰りが悪化し、破綻が雪崩式に起こることも予想されます。25%の日経平均株価の上昇があった上での2万円台への突入。あまりにも楽観的で無責任な市場関係者の意見だと思います。

昨年もアベノミクス効果による日経平均株価の上昇を見せ、一度大きく調整下落を伴いました。あくまで長期的な投資ということで、数年後を見据えた投資であれば日経平均株価は上昇するかもしれませんが、世界的な経済状況を見ても、今年も昨年度と同じように・・・とは簡単にはいかないのではないでしょうか。

マスメディアの情報に踊らされることなく、日本経済が底から力をつけて前進していくことを切に願います。

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