インターネットカジノ店で発砲事件

難波の宗右衛門町(そえもんちょう)で発砲事件があったようです。

現場はインターネットカジノ店。金銭がらみのトラブルでしょうか。

犯人は従業員と客に向けて発砲しており、犯人は逃走中、被害者2名は胸などを撃たれ重体とのことです。

難波の宗右衛門町は東京で言うと渋谷や池袋のような若者も多く賑わうところです。梅田に比べると若者の比率が高くわいわいとしています。元気な繁華街と言ったイメージです。

もちろん多くの飲食店が立ち並び、人もたくさんいます。日曜深夜の事件ですが人通りもあったと思われます。

今回の事件は発砲事件ですが、犯行が行われた場所自体が違法な賭博店です。

計画的な犯行ではないかとも言われており、恐らく犯人は賭博で負けた腹いせなどが犯行に走った心理的な背景にあったのではと思われます。

違法賭博店というアンダーグラウンドな場所に出入りしていると、初めは恐れこそすれ、次第に自分自身もその場所の一員だという意識が生まれ勘違いしてしまいます。一般的な意識であれば人に対して発砲などしようと考えないと思います。

負けたことに腹を立てたのかもしれませんし、その環境の中で嫌な思いをしたことに腹を立てたのかもしれません。いずれにせよ、環境によって人は大きく流されもします。

今回の事件現場が通常の公営ギャンブル店であればこういったことには発展していないでしょう。きちんとルールが敷かれ、店側も客側もお互いを信頼しあって気持ちよく遊べる環境作りが必要です。

違法賭博に関してはプロ野球や相撲を対象にしたものからパチンコ改造機を使ったものまで、多種多様な賭博が存在します。もちろん賭博自体は国や政府に認められたものしか遊戯することはできません。そんなことは周知の事実にも関わらず後を絶えません。

実際のところ違法賭博の根絶はかなり困難でしょう。最近になってようやくお金の流れなどがかなり可視化されるようになってきました。これはキャッシュレス社会の推進によってより明瞭に進むと思われます。お金の流れが明確になることでマネーロンダリングなどアンダーグラウンドなお金は劇的に減少することが期待できます。後は賭博を提供する側の整備です。ルールの徹底はもちろん、ルール違反者に対する厳罰化などが必要でしょう。現在のルールでは違法行為に手を染めるデメリットよりも金銭的メリットが大きいと判断されるため、違法行為に手を染めてでもメリットを享受しようとする違法行為者が多数存在します。今後も現れ続けることでしょう。

当然のことながらルールをきちんと守りサービスを提供する事業者が望まれ、客側も安心して利用できる環境が望まれます。

日本はカジノ推進に向けて舵をきっていますが、違法行為を行う事業者に対して、新たなルールの設定、周知、明確化ならびに厳罰化を進めて欲しいと思います。

違法行為が蔓延している社会であれば今回のような発砲事件は必ずまた起こるでしょう。

カジノ推進を機に、賭博周辺のルール化を徹底してもらいたいものです。

このような事件は予防していきたいものです。