日本にとってカジノは何を生み出すか？という記事が出てきました。メリット、デメリット両面から捉えた記事です。読んで欲しいのが２カ所。

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また一方で、すでに日本にはパチンコ産業や公営ギャンブル産業が存在している。社会へ与えるマイナスの影響に言及するのであれば、全ての類似の産業に対して等しく語るべきである。なぜ、カジノ解禁の是非を問うタイミングで、そこだけが注目されてしまうのか、そして、影響を抑える方法はないのだろうか。

カジノ解禁が注目を浴びて初めて他のギャンブル産業に目が行く様になってきてはいます。しかしながら多くの識者は「カジノ」だけに焦点を合わせ問題点だけを論じています。カジノを語る際には既存のギャンブルに対しての新規制が必要とされるのは言うまでもありません。

現在、カジノは世界の120ヵ国以上で運営されており、G8諸国においても日本を除く全ての国で合法化されている。また、PricewaterhouseCoopersが2011年12月に発表したGlobal Gaming Outlookによると、2015年には世界全体での市場規模は、1827億ドル(約20兆円)に達すると言われている。特に2010年以降はアジア・太平洋エリアが牽引役となって2桁成長を続けている。

また世界のカジノの実情に対しても触れられており、１２０カ国以上でカジノは運営され、G8の中で日本だけがカジノを合法化していないという世界に対する遅れも指摘されています。この背景にはパチンコやパチスロの存在があり、圧力があったことが予想されます。

世界を見た時に日本がどれだけおかしいのか、どれだけ既得権益者を守ってきたかが良く分かると思います。「カジノ」という新分野を受け入れられていないのは国が既存のギャンブルに対してきちんとした制度化を行ってきていなかったためと言うことができます。

これを機にカジノ以外のギャンブル性のある分野を見つめ直し、世界基準でギャンブル産業を発展させて行くという視野を持つことが必要となるでしょう。

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記事参考元：http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141226-00064218-diamond-bus_all&p=2