カジノに必要なことは人災の予防

カジノにおいて時々明るみになる、人為的な被害があります。それはチップを不正に入手する犯罪です。チップに関する不正は当然犯罪です。しかしながらカジノで働いている従業員たちは、目の前で大量にチップが行き来するのを見るうちに感覚がマヒしてしまうのでしょう。チップを横領しようという安直な考えが浮かんでしまうのだと思います。

しかも既に現場を引退した、言ってみればカジノ内部をよく理解している人間が現職のカジノ従業員と組むことができれば容易にそういった犯罪を思いつくのではないでしょうか。

カジノに限らず、異業種においてもこういった横領は問題になります。その全てが人災です。お金の流れは全て機械的に処理されるべきですが、そこに人が介入することで姑息な手を思いつく人間が現れます。

現在日本ではキャッシュレス社会の実現に向けて力を入れていますが、こういった不正なお金の流れを断つことにつながります。個々人のお金の出入りを把握し、税収を確保したいという思惑はあるでしょうが、見えないお金の流れ、マネーロンダリングなどは確実に現象することでしょう。

システム化を進めれば人間の介在する点が確実に減り、犯罪も減ります。カジノに限ったことではありません。犯罪を予防するためにもシステムの構築を進めることは大切なことではないでしょうか。

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