多額の現金を携行して職務にあたらせる目的とは?
現金380万円を携行して職務にあたるように要請されるとなるとどう感じますか?
もちろん一般的な企業でそのようなことが言われているわけではありません。
マカオのカジノがスロットマシーンなどで多額の賞金を得たときにすぐに対応できるようにするためとのことです。
マカオでは客によるチップの強奪や、カジノテーブルからの従業員のチップの横領などが過去に問題となっています。
言ってみれば客だけでなく、従業員に対してもチップや現金の流れを監視しなければいけない状況と言えます。
しかしながら、従業員に現金を携行させることで客同士のトラブルのリスクを回避したいとの狙いがあるようです。
これに対して従業員側は現金を携行することに抵抗感を示しています。
当然といえば当然のことだと思います。
誰も多額の現金の責任を負いたくないというのが彼らの心理でしょう。
にも関わらず、カジノのサービスを強化するために現金約380万円を携行するという施策を取るようです。
このサービスが客にとって、そして従業員にとって吉と出るか凶と出るかは少し時間をかけてみていく必要がありそうです。
カジノ運営会社がお客さんのことも従業員のことも信頼した上で成り立つこの制度。
うまく回ればサービスの向上と社内意識、社員の成長につながります。
ぜひ良い結果となり、トラブルの撲滅につながってほしいと私は思います。
参考記事:マカオのカジノが従業員に現金380万円携行指示=払い出し即対応措置も襲撃リスク憂慮(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151、マカオ新聞)