野球賭博の真相はどこに!?
私は野球賭博の問題ですが、真相は隠されていると思っています。最後まで有力選手の関与は隠され続けることでしょう。
野球賭博が行われていた相撲界の事件の時も人気力士の関与が疑われながら、若い力士達だけが起訴されていった事実を覚えている方もいらっしゃると思います。
私は野球界でも同じことが行われると考えます。
野球賭博に関わったとして、巨人に所属する福田聡志(ふくだ さとし)投手が野球賭博に関わったとして疑惑の目を向けられています。
報道になっている時点で福田選手は黒でしょう。
この事件を巡っての最善の対応は事件の背後関係を明るみに出すことだと私は思います。野球は相撲界に比べて競技人口も多く、賭博に関与する人間の数も相対的に大きいのが実情でしょう。
現在のところ関与が明らかにされているのは福田選手のみです。
しかし客観的に見てどうでしょう?
彼一人だけでこの件を成立させていたと考える方が非現実的ではありませんか?
巨人軍の創設者である正力松太郎は『巨人軍は紳士たれ』という訓示を残した。
2010年の相撲界の力士が摘発された野球賭博事件の時には携帯の着信履歴やメール履歴を復元することで相撲賭博に関与した力士が続いて摘発されることとなりました。
同じように、今回の野球賭博の件では福田選手の携帯電話の任意提出が望まれます。データを復元すること、履歴を確認することで野球界に対する不信を払拭してもらいたいと思います。
同時に、ギャンブル依存症問題も疑われているようです。福田投手の推定年収は2400万円。お金に困っていたということはなさそうです。これこそギャンブル依存症でしょう。
ギャンブル依存症には2種類の症状があると私は考えます。一つは「一攫千金を夢見て」、いわば宝くじ的な発想ですね。もう一つは「単純にギャンブルにはまってしまう」という発想から入るパターンです。
野球選手がスポーツ賭博に関与する発想は「単純にギャンブルにはまってしまう」という構図からくるものでしょう。
スポーツ賭博自体は国が規制しています。サッカーではスポーツ振興くじtotoというものがありますよね。法律の下でギャンブルに興じる必要がありますし、その競技に関与する人間が賭博に関与することは公平性に欠くと言えます。
今回の野球賭博問題は、個人での賭博開帳図利(とばくかいちょうとり)に加え、競技者が競技に参加する態度も疑われる行為です。競技者の人間的価値が問われるとまで言えます。「競技者の競技態度に対する不信感が生まれた」という点で大きな影を引きずることになります。
奇しくも野球界でのスポーツ振興くじの設立を望んでいたようで、タイミングとしては非常に悪い結果と言えます。公平性がないことにはくじに参加したいと思いませんからね。その辺も踏まえて野球賭博の全容を解明してもらいたいと私は思います。
ちなみにメジャーで野球賭博に関与した場合は1年間の出場停止だそうです。出場停止期間が短いと思うと同時に、1年では観客は忘れないだろうと思います。選手生命が絶たれるに近いですね〜。まあ福田投手の選手生命は終わりだと思いますが。
参考記事:巨人「野球賭博」で浮上した元主力選手(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000002-tospoweb-base、東スポWeb);巨人・福田投手はギャンブル依存症なのか?(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151008-00010009-agora-soci、新田 哲史、アゴラ);野球賭博の福田選手、MLBなら1年間の出場停止(http://bylines.news.yahoo.co.jp/suzukitomoya/20151007-00050219/、鈴木友也)